イオン銀行カードローンの返済は自動?引き落し日はどう決まるの?
カードローンにはそれぞれ返済方法が決められており、月々決まった日に返済する定例の返済と、任意の時点で返済できる随時の返済が多くのカードローンで提供されています。
イオン銀行の場合も月々の返済と任意の返済の2通りの方法が用意されていて、月々の返済の場合、カードローンによっては日にちが選べる場合も有りますが、イオン銀行カードローンは7日に決まっています。
月々の返済は自動引落しで行われますが、任意の返済の場合にはインターネットを利用して、返済する方法と口座振込による方法が用意されています。
利用する場合にはこの2つの方法をよく理解して、上手に返済すれば利息を節約することも可能ですから、この2つの方法をよく理解しておくようにしましょう。
カードローンの返済方法は2種類!月々の返済と任意の返済が有る
カードローンは借入れの時だけが重要ではなく返済することも大変重要です。ローンと言うのは大きなお金を分割で返済して行くのが普通で、一般的な方法としては月々決まった日に返済するというものです。
カードローンも基本的には月々返済して行くという形式が普通ですが、大部分のカードローンにはこの他にいつでも好きなだけ返済できる任意の返済方法が用意されています。イオン銀行カードローンにもこの2種類の返済方法があります。
これ等の返済方法は各カードローンごとに細かい点で違いが有るので、利用前によく調べておく必要が有ります。イオン銀行カードローンの申込時もこの2種類の返済方法を確認しておいてください。
月々の返済と任意の返済
ローンというのは通常なら用意できないような大きなお金を借りて、その後自分の用意できる範囲で分割して返済して行くというのが基本的な仕掛けです。したがって借りるだけではなく返済もローンの内です。
そこで融資を受ける場合には、返済までを視野に入れておかなければなりません。そこで気になるのが返済方法で、カードローンには大きく分けて次の2通りの返済方法が有ります。
返済方法 | 解説 |
---|---|
月々の返済 | 定期返済とか様々な言い方が有りますが、月々決められた日に、振込みや引落しなどで返済して行く方法です |
任意の返済 | 随時返済等とも言われ利用者の好きな時に残額の全額あるいは一部を返済する方法です |
大部分のカードローンではこの両方の返済方法が用意されていて、普段は月々の返済で返済し、余分なお金ができた時には任意の返済を利用して元本を減らすことができます。
ただし、カードローンによっては月々の返済だけしか用意していない場合が有ったり、珍しいところでは自営業者向けに任意の返済だけで返済するカードローンも有ります。
返済方式の理解も必要
返済で気にしなければならないのは返済方法だけではありません。返済方式にも注意が必要です。返済方式というのは月々の返済で月々どのように返済するか計算する基になるものです。
カードローンで採用されている返済方式には大きく分けて次の2種類が有ります。
返済方式 | 方式の概要 | 採用している金融機関 |
---|---|---|
リボルビング払い | 月々の返済額が元本分と利息分を合わせて一定額になる方式 | 主に消費者金融 |
残高スライド方式 | 貸越残高を段階的に区切ってそれぞれ返済額を決める方式 | 主に銀行 |
リボルビング払いは、本来は何を一定にするかで何種類かあるのですが、最近では元本返済分と利息分の合計が一定になる方式を一般的にはリボルビング払いと呼んでいます。
リボルビング払いの特徴としては月々返済額が一定ですから返済の見通しがつけやすく返済しやすいというメリットが有ります。
しかし借入れが増えてくると利息が増えてしまって、元本がなかなか減らず返済期間が長引き返済総額が増えるというデメリットが有ります。
残高スライド方式は借り入れが増えてくると、それに応じて返済額が増えますから、効率的な返済ができるというメリットが有りますが、月々の返済額が変わるため返済の見通しが付けにくくなるデメリットが有ります。
リボルビング払いは月々一定額で利用者には返済しやすい方式ですが、借入額が大きくなってくるとその分利息も増えていきます。そうすると返済額は月々一定ですから利息分が増えることで元本返済分は減ります。
元本の返済が進まなければ、利息は高いままなかなか減っていきませんから、元本の返済が進まず、返済期間はずるずると延びていくことになってしまいます。
そうするとその間利息を支払い続けることになるため、結果として返済総額が膨らんでしまうというわけです。
消費者金融にリボルビング払いを採用しているところが多いのは、何も返済しやすいように利用者に便宜を図っているわけではなく、利息が増える分利益になり、消費者金融にとっても歓迎すべき返済方式だからなのです。
細かい注意事項にもしっかり目を通しておく必要が有る
カードローンの返済方法についての概要は以上ですが、実際の運用ではカードローンごとに更に細かい規定が説明資料の注意事項に記載されていますから必ず目を通しておいて下さい。
例えば残高スライド方式の残高がいつの時点の残高で計算されるのかはカードローンごとに違うため、支払う金額も予定外ということになってしまうことも有ります。
カードローンを選ぶ際にも、良く返済方法を検討して自分に合った返済方法になっているものを選んだほうが、後々楽に返済できます。こういった点についても十分時間を取って考えるようにして下さい。
【返済についてはこちらの記事も参考に!】
負担にならない方法を選んで!イオン銀行カードローンの返済方法
月々の返済は毎月7日!指定口座から自動引落しで行われる
そこでイオン銀行カードローンの返済方法ですが、月々の返済は毎月7日に指定口座から引落しが行われることになっています。他のカードローンにあるように何日か有ってその中から選べるようにはなっていないので注意が必要です。
月々の返済の返済方式は他の銀行でも多く採用されている残高スライド方式が採用されています。
この返済方式は、他のカードローンのリボルビング払いのように月々同額の返済にはならず、利用方法によっては、返済額が大きくなるので利用には十分注意しなければなりません。
返済日は毎月7日に固定
イオン銀行カードローンでも返済方法として月々の返済と任意の返済の2種類が用意されています。したがってやはり通常は月々返済して行き、資金に余裕ができた時には任意の返済を利用して大きく返済することができます。
そこで気になる月々の返済日ですが、これは毎月7日に固定されています。返済日を変えてほしいという人もいるかもしれませんが、それはできません。ただし7日が土日祝日の場合には翌営業日になります。
他のカードローンでは、自分の都合に合わせて何日かある返済日の中から選べるようになっている場合も有りますが、イオン銀行では返済日は7日だけで、この日に指定口座から引き落とされることになります。
返済方式は残高スライド方式
そしてイオン銀行カードローンの返済方式には残高スライド方式が使われます。具体的には次の表のように貸越残高に応じて月々の返済額が決定します。
貸越残高 | 月の返済額 |
---|---|
3000円以下 | 残高+利息 |
3000円超~10万円 | 3000円 |
10万円超~40万円 | 5000円 |
40万円超~50万円 | 10000円 |
50万円超~100万円 | 15000円 |
100万円超~150万円 | 20000円 |
150万円超~200万円 | 25000円 |
200万円超~250万円 | 30000円 |
250万円超~350万円 | 35000円 |
350万円超~450万円 | 40000円 |
450万円超~600万円 | 50000円 |
600万円超 | 6万円 |
貸越残高は返済日前日で計算
カードローンを生活費として使う場合、通常は10万円を超えるようなことは無いでしょうから、月々の返済額は3000円程度と、イオン銀行カードローンは他のカードローンよりもかなり返済しやすいと考えられます。
しかし貸越残高が40万円を超えてしまうと、月々の返済額も万単位になるので、返済が家計を圧迫してくるため、借入れは自分の返済能力をよく考えたうえで行わなければならないでしょう。
月々の返済での注意事項
イオン銀行カードローンでも他のカードローンでも同じですか、利用上注意しなければならないことが有ります。
例えば6日に借入れをした場合、この返済はいつから行われるかを考えてみましょう。イオン銀行カードローンの返済日は7日ですから、借入れ翌日に返済が行われます。
もちろん借り入れるなということではないのですが、例えば6日の朝の貸越残高が39万5000円だったとしましょう。そこで6日に1万円を借り入れたとすると、7日の返済額計算のための貸越残高は40万5000円になります。
そうすると7日に引落しになる返済額は1万円となり、6日に借入れした分と同額が返済額になってしまいます。これでは意味がないですよね。
したがって、借入れする場合もよく借入日、金額を考えておかなければなりません。
任意の返済は方法が2種類!振込みの他インターネットからも可能
任意の時点で返済できる方式のほうは方法が2種類あって、通常行われる口座振替に加えてインターネットからの返済方法が提供されています。手数料を考えればインターネット経由の返済のほうがお得でしょう。
この方式では返済額は決まっておらず、自分の経済力の範囲で返済することができます。したがって残額すべてを返済しなくても良いので、余裕が有るときに、少しでも返済すれば元本がその分減ってお得になります。
この方式で注意が必要なのは、返済できるのは元本だけで、利息は月々の返済で支払うことになるため、任意の返済で元本の返済が終わっても、それまでの利息分は次の返済日に引き落とされることです。
任意の返済方法
任意の返済方法には次の2種類の方法が有ります。
- インターネットバンキングを利用する方法
- 銀行振込を利用する方法
イオン銀行では普通預金口座を開設すると、イオン銀行ダイレクトというインターネットバンキングが利用出来るようになります。カードローンの任意の返済でも、このインターネットバンキングが利用出来ます。
この方法の場合パソコンあるいはスマホのインターネットバンキングのWebページからカードローン・目的別ローンを選択し、お申込・ご返済から操作ができます。
この返済ではイオン銀行に作ってある普通預金口座からイオン銀行のカードローン口座に指定した金額の返済を行うことができます。
この操作での返済は24時間可能で、振込手数料も掛りません。
これに対して銀行振込を利用する場合には、インターネットバンキングではなく一般のATMからでも返済の操作が可能です。操作方法は普通の振込と同じ操作で構いません。
振込先はイオン銀行のカードローン口座で、よく自分の普通預金口座に振り込んでしまう人がいますが、それでは返済されたことになりませんから要注意です。
ただしこの方法では一般の振込みになりますから、時間制限も有りますし振込手数料が必要になってしまいます。
任意の返済を行う場合、振込手数料がかからない分インターネットバンキングを利用しての返済のほうが断然お得ですから、こちらを利用するようにしましょう。
金額は幾らでも構わない
この任意の返済では金額は決まっていないので、元本の貸越残高以内であれば幾らでも構いません。よく任意の返済は残高全額を返済しなければならないと思っている人がいますがそれは間違いです。
この任意の返済をうまく使うことによって、元本を減らす工夫をしてみてはいかがでしょうか。
クレジットカードにもキャッシング枠というものが有って、やはりカードでATMからお金を引き出すことが可能です。金利等はカードローンよりも割高で、たまの緊急時に使う程度にしておくべきものです。
このクレジットカードのキャッシングもやはりリボルビング払いなどで月々返済して行くことができます。そしてもう一つの返済方法としてやはりいつでも返済できる仕掛けが用意されているのが普通です。
しかし、多くのクレジットカードはこの場合一括返済ということになり、残額すべてを返済することになります。この点がカードローンの任意の返済と仕掛けが異なっているところです。
したがってクレジットカードの場合、ときどき任意の返済を行って元本を減らすということがうまくできないことになるため、利用には注意しなければなりません。
任意の返済での注意事項
ただしこの任意の返済でも注意しなければならないことが有るので、注意事項に良く目を通しておきましょう。
たとえば、任意の返済で支払いが行えるのは元本だけで、利息の支払いはおこなえません。このため次のようなことが発生する可能性が有ります。
この場合前回の返済日から返済した6日までの利息が計算され、もう元本が残っていなかったとしても利息分の金額が7日に引落しされることになります。
ですから任意の返済で返済してしまったとして安心していたら、普通預金口座の残高が少なかったため利息分の引落しが行えず、督促状が来るなどということにもなりかねませんから、十分注意しましょう。
お得な返済方法を考える!返済方法で利息を減らせる!
返済をお得に行うということはどういうことでしょうか。それは元本以外の支払部分を極力減らすということです。元本以外の支払いというのはATMの手数料なども有りますが、主に利息ということになります。
この利息は金利の他借入期間に比例して増えていきます。ですから借入期間を短くすれば利息を減らすことができるわけです。それには月々の返済日まで返済を待っていては損になることも有るのです。
そこで考えたいのが任意の返済の使い方です。7日の定例の返済を待つまでもなく、全額の返済ができるのであれば任意の返済を利用して返済してしまいましょう。そうすれば利息はその時点までしか掛りません。
できるだけお得に返済できるように2つの返済方法をうまく使い分けるようにして下さい。
常に利息に敏感になろう
カードローンを選ぶ際には多くの人はなるべくお得に利用するために、金利ができるだけ低いものを探すはずです。これは金利が低いということがお得という認識に繋がっている為です。
しかしいざ利用を始めてしまうと、お得という感覚はあまり意識せずに使っていないでしょうか。
カードローンをお得に利用できると言うのはどういうことかというと、借入れしたお金である元本を返済するのは仕方がないですが、その他のお金はなるべく少なくすると考えることができます。
その他のお金というのはどういったものかと言うと次のようなものが有ります。
- ATMまで行くための交通費
- ATMの利用手数料
- 利息
カードローンを利用する際に良く調べれば、交通費と利用手数料は掛らないようにできますが、利息は必ずかかってきます。そこで金利がなるべく低いものを選ぼうということになるわけです。
しかし利息と金利は違います。利息は次の計算式によって計算されるものです。
つまり利息に関係するパラメータは金利の他にも元本と借入期間があります。ですからお得な利用をする場合には、こういったパラメータを理解して常に敏感になる必要があります。
キャッシュカードを利用する場合、時間外や提携金融機関のものを使うと手数料がかかりますが、現在普通預金の金利は非常に低く、こういった手数料分で利息分などすぐに帳消しになってしまうことをご存知でしょうか。
この手数料はカードローンを利用する際にもやはり掛ってくるもので、利用方法にもよりますが、カードローンの貸出金利も低い現在、場合によってはカードローンの利息よりもATMの利用手数料のほうが高いこともあるのです。
ですから利用手数料ぐらい大したことは無いと考えている人は多いですが、実際に計算してみると、そうは思えなくなってくるくらい実はATMの利用手数料は高いのです。
利息は元本と借入期間にも左右される
前記の数式を見ると利息を減らすには元本を減らすこと、あるいは借入期間を減らすことも金利を低くすることと同じような効果が有ります。
しかもこの2つは返済方法を工夫することで有効に利用することができます。
例えば月々の返済では元本は徐々に減っていきますが、もし元本を大きく減らすことができれば、以後の返済では利息分が少なくなることになります。
そうすると返済が効率的になって返済期間も短縮することができます。そこで元本を減らすにはどうしたら良いを考えてみましょう。
任意の返済の上手な利用方法
そこで利用してもらいたいのが任意の返済です。例えば月々の給与だけでは大きく返済することは難しいかもしれませんが、賞与が出たような場合には、余裕の資金ができるはずですから、貸越残高の一部でも返済してしまいましょう。
そうすると利息計算の基になる元本がその分減りますから、次の返済からは利息が減ることになります。このように月々の返済に、任意の返済をうまく組み込めれば、元本を早く減らし、返済期間を短縮することができるようになります。
また少額の借入で返済日の前に返済できるだけのお金が有れば、できるだけ早く返済してしまいましょう。そうすると次の返済日に掛るのは、返済した日までの利息になりますから、利息を減らすことができます。
もちろん無理に任意の返済を行って、どうしようもなくなり、また借り入れをしてしまうような事になると、逆効果になってしまいますから、あくまで余裕が有るときにだけ考えてください。
ここでイオン銀行カードローンの返済について纏めておきます。
- カードローンの返済方法には月々の返済と何時でも返済できる任意の返済が有る
- イオン銀行カードローンの返済日は毎月7日の固定されている
- 任意の返済ではインターネットバンキングと銀行振込が利用出来る
- お得に返済するには月々の返済に任意の返済を組み合わせて利用すると良い
カードローンは借入れだけではなく返済までを一貫して考えてお得な利用を心がけましょう。