本当に携帯の端末料金の滞納でもカードローン審査は通らないのか?
大した額じゃない、少額でいいんだけど、急にお金が必要なとき…ありますよね。そんなときに助かるのがカードローンやキャッシングです。
でも、携帯電話の料金を滞納したことがある場合、本当に借りられるのでしょうか。ちょっと不安ですよね。いざ借りようと思ったとき、借りることができなかったら…。
そんな不安になる前に、携帯電話の料金滞納とカードローンの関係を、よく理解しておくことで、少しでも不安を解消しておきましょう。
まずは知ろう!カードローン審査に通るための一般的な基準
カードローンって、便利ですよね。カードローンとは、使い道が自由で、ATMですぐにお金を借りることができる融資のことです。しかし、一般的なローンと同じで、利用するには審査があります。だから、その審査に通らなければ、融資を受けることができません。
銀行によって、多少の差異はありますが、一般的に銀行のカードローンを利用するときの借入時の条件は以下の通りです。ただし、カードローンは、パート、アルバイト、主婦、学生の方は対象外となりますので、ご注意ください。
- 同じ居住地に1年以上居住している方
- 年齢が満20歳以上60歳以下
- 最終返済時が満65歳未満
- 前年度の年収が200万円以上で、安定かつ継続した収入がある方
- 勤務年数が1年以上または営業年数2年以上の方
- 保証会社の保証が受けられる方
などとなっています。この審査基準を満たしていれば一般的には、審査を通ることができます。ところが、最近、この審査基準を満たしていても審査を通らない人も出ています。その原因はいったい何でしょう。次は審査の通らない原因をまとめてみます。
キャッシングやカードローンの申し込みはそんなに難しくないはず…
最近では、ローンを組んでお買い物をすることは普通になってきましたね。高価なところでいえば自動車ローンがあります。他にもパソコン機器や電化製品などもローンで購入される方も珍しくなくなってきましたね。
そして、いざという時のためにカードローンを作る方もいらっしゃいます。普段は利用することがなくても、やはりこの時代、持っていた方が何かと安心ですよね。クレジット・カードを作るときにその機能を付加させる人も多いですよね。
カードローンは作るだけ、持っているだけ、または機能を付加するだけなら、特別に費用がかかることもないので、意外と多くの方がお持ちになったり、機能付加のサービスを付けているのではないでしょうか。もしくは、クレジット・カードに付加されていることを知らない方もいらっしゃるかもしれませんね。
こんな日常で頻繁に利用しているはずのローンなのに、ある日突然、審査に通らない!?なんてことがあったら、ビックリしますよね。身に覚えのないところで、何にひっかかったのでしょう?自分は審査基準を満たしているつもりなのに、いったい何が原因なのでしょう。
カードローン審査に落ちたのは携帯の端末料金滞納にあった!?
もしかしたら、ローンやクレジット・カード決済を組む口座と生活費の口座を分けているようなことはありませんか?その場合、電気・ガス・水道代などの光熱費と合わせて電話料金や携帯電話の料金を登録していないでしょうか。
ローンやクレジット・カード決済は遅れてはいけないと、いつも口座には余裕の金額を入れておくため、公共料金や光熱費の方は、つい入れ忘れてしまうなんてことありませんか?審査が通らないのは、公共料金や光熱費の未納が原因なのでしょうか?
公共料金や光熱費の未納でローン審査に通らないということはありません。実はこれ、携帯電話の料金滞納が原因だと言われています。携帯電話の料金滞納で?と思われた方もいらっしゃいますよね。
普通の固定電話だって同じでしょう?電話料金だって公共料金のようなものでしょう?と思いますよね。その通り、電話の通話料を未納してもローン審査を落ちることはありません。では、なぜ携帯電話の場合は審査が通らないのでしょうか。
もう少し具体的にお伝えしますと、実は携帯電話の通話料金が問題ではないです。携帯電話の通話料を滞納しても電波が止められるだけで、ローン審査には影響はありません。そして、未納分を納めればすぐに通話は復旧します。
では、何が問題なのでしょう。
実は、通話料金の未払いではなく、携帯電話やスマホの端末そのものの代金が問題なのです。
皆さんが携帯電話やスマホを契約する場合、一般的には端末代を分割で支払う契約をしていますよね。
本体代実質ゼロ円とうたっていますが、実はほとんどの方が、携帯電話やスマホを購入する場合、通話料金に組み込ませ本体代を一括で支払わずに、分割で支払っているのです。
これこそローン契約なのです。携帯ショップで携帯電話やスマホを購入する場合、一括で購入すれば、その場で何万円という高額な費用がかかりますが、分割にすれば実質ゼロ円なんて言われれば、ほとんどの方が後者を選択しますよね。
ところが、これは携帯ショップと信販会社の提携によって携帯電話やスマホの本体を分割で購入しているのです。これが毎月の通話料金と合算されているので通話料金のみを支払っていると思っているのです。
ところが現実は、端末代金のローンを組んで、毎月、毎月支払っているのです。要するに、公共料金だと思っていたのに、毎月ローンの支払いをしているということですね。だから、携帯電話の料金の未納があるということは、ローンの支払いが滞っているということになるのです。
よって、携帯電話の料金未納ということがあれば、アナタの信用情報に事故情報として登録されてしまうので、当然、ローン審査にひっかかるということなのです。でも、ローンやクレジット・カードの口座とは分けているのに…と思われている方もいらっしゃいますよね。
実はいくらたくさんの口座をつくって、それぞれ目的を分けて利用していても、利用者はアナタひとりなのです。その全ての口座、ローンの登録者はアナタだけなのです。
信用情報機関は、口座の情報ではなく、アナタ個人の情報になっているのです。
ただし、本体を一括で購入した場合や長年一台の端末を使い続けており、すでに端末代の支払いを終えているような場合は、たとえ通話料金を滞納してもローン審査に通らないことはありません。
新しいタイプの銀行のカードローン審査は甘い?
でも、イオン銀行やセブン銀行という、いわゆる『新しいタイプの銀行』なら、審査も甘くて、携帯電話の料金未納くらいなら通るのでは?と思われる方もいるのではないでしょうか。たしかに、身近にあるスーパーやコンビニで作るカードなので手軽なイメージはありますよね。
しかし、身近に感じるからといって、ローンを利用したり、お金を借りるには、当然審査もあります。
条件もメガバンクと同じなのです。
新しいタイプの銀行を利用する際にも、そのあたりをご注意ください。
新しいタイプの銀行においても、大切なのは信用度
たとえ『新しいタイプの銀行』であっても、審査の甘いところはありません。
もともと銀行と利用目的が定まっていることに融資をするものでした。しかし、金融業界も多くの吸収合併、分裂、そして銀行法の改正などで、『新しいタイプの銀行』の登場することになり、『銀行』という感覚が失せ、お金を借りることが意外に身近なものになってきたのです。
それがために、銀行で融資という感覚が鈍り、ATMが『お金を貸してくれる機械』程度の間隔になってしまったのですね。結局、どこの銀行でれば、どの銀行あってもローン審査があり、それはアナタが信頼、信用できるかを見るものです。
なので、逆にいえば『新しいタイプの銀行』で審査が通ったということは、大手銀行の審査も通る可能性が高く、アナタ自身が信頼されたという証でもあるのです。
だから、これからも携帯電話やスマホを契約したら、料金の滞納などの滞りがないよう気をつけましょう。
改めてお伝えします。アナタの借り入れ状況は、すべての金融機関に共有されているのです。日常の本当に困ったときには、心強い味方にもなってくますので、今後もアナタご自身で信用を高めるように心がけてみましょう。
たかが携帯電話の料金、なんて甘く見ないようにご注意ください。そして、現在の携帯電話の料金が端末代を含んでの料金なのか、よくご確認ください。
●こちらの記事も参考に!
ブラックはお金を借りられない!?カードローンで信用を失わない方法