カードローンの返済遅れはリスク大きい!返済遅れ対策を徹底検証!
カードローンで返済が遅れることはハッキリ言って“契約違反”です!
それゆえ、いかなる理由であっても返済が遅れると必ずペナルティーが課されます。
そこで今回のレビューでは、カードローンで返済が遅れることのリスクやデメリットについて徹底的に掘り下げます。
他方、カードローンで返済が遅れてしまう際の対処法や返済が遅れないような対策法に関してもしっかり検証してみます。
カードローンの返済遅れるとリスク大きい
カードローンでお金を借りたら、決められた期日までに遅れずに返済するのが責務・義務となります。
それゆえ、カードローンの返済で遅れるとなにかしらの罰則、ペナルティーが課されてしまうと憶えておいてください。
返済遅れると「遅延損害金」発生して返済負担重くなる!
カードローンを利用する側からすれば、「どれくらいお金を貸してくれるのか?」「審査に通してくれるのか?」といった点が最大の関心事となることに疑いはないでしょう。
一方、お金を融資するカードローン会社側からすれば、「この人はきちんと返済してくれるのか?」「借りたお金を踏み倒す可能性はあるのか?」といった、お金を借りる人の返済での信頼性が最大の関心事になると言ってよいのです。
そして、カードローン利用が可能になると言うことは、お金を借りる側とお金を貸す側との最大の関心事がピッタリ合致した時となるのです。
つまり、「借りたお金は必ず遅れずに返済する!」ことを約束して融資を受けることになる訳です。
それゆえ、約束した返済期日に間に合わなくなって1日でも返済が遅れると、“契約違反!”となります。
契約違反となれば、必ずなにかしらの罰則やペナルティーがあります。
なぜなら、返済が遅れてもなにも罰則やペナルティーがなければ、誰も返済期日を守らなくてもOKとなってしまうからです。
カードローンで融資を受けたお金をいかなる理由があっても返済約束日に1日でも遅れたら「遅延損害金」が必ず発生します。
この遅延損害金のペナルティーは、返済が遅れるとまず最初に課される罰則と考えてください。
遅延損害金は一般的に年利19%台~20%となります。
一般金利に比べると高めの金利となるので、遅延損害金が発生するとそれだけ返済負担は重くなってしまいます。
カードローンでは毎月決められた日までに「元金返済額+利息分額」を返済します。
が、遅延損害金が発生すると、「元金返済額+利息分額+遅延損害金」を支払わなければならないので、当然の事ながら返済負担は重くなります。
遅延損害金の決め方は「返済額×遅延損害金の年利÷365日×遅れた日数」となります。
具体的に言うと、遅延損害金が年利20%となるカードローンで30万円借りて1週間遅れた場合だと、「30万円×年利20%÷365日×7日間=1150円」となって、余分に1150円も返済負担が重くなります。
もし4週間遅れたら、1150円×4週間=4600円となり、返済の遅れが長引けば長引くほど遅延損害金による返済負担は雪だるま式にどんどん重くなってしまうのです。
そして、遅延損害金の発生で問題となるのが、遅延損害金によるさらなる返済負担によって、ますます返済が遅れやすくなってしまうといった悪循環なのです。
「金融事故扱い」になると金融ブラックになってカードローン利用NG
カードローンで借りたお金を約束した返済期日までに返済しないで遅れると、まず「遅延損害金」といった実質的なペナルティーがあります。
加えて、返済の遅れでは、カードローン利用者の「信用力」や「信用能力」にも悪い影響を及ぼすペナルティーとなります。
具体的には、カードローン会社側で「返済が遅れた人」として名前が認知されてしまうといったマイナス点をまず指摘できます。
カードローン会社で“返済遅延歴ある人”のリストに名前でも載ってしまうと、お金を貸す際の要注意人物としてマークされてしまう可能性が高くなります。
そのことで「利用限度額の増額になかなか応じてくれなくなる」等のカードローン利用で制約が課せられることがあります。
また、現在の利用限度額を減額されてしまうこともあります。
他方、返済の遅れでも1~2日くらいの遅れであり、「うっかりして返済日を忘れていた!」といったミスでの遅れならば「信用情報機関」に返済遅れの情報は申告されないと考えてよいでしょう。
が、1~2日程度の軽微な遅れでも頻繁に繰り返すようになる、また返済の遅れが「遅延」から61日以上の遅延、あるいは2ヶ月以上3か月に亘る遅れの場合は「延滞」とみなされて信用情報機関に“遅れ”が情報として申告されて記録されてしまうことになります。
この時に、返済の遅れが“金融事故”として扱われると、「金融ブラック」として名前が信用情報機関に登録されてしまうことになります。
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信用情報機関では、返済の遅れ等による金融事故報告があった場合には「金融ブラック」として名前が記録されて『異動参考情報』の項目として扱われるものとなるようです。
信用情報機関の会社 | 「異動参考情報」となる条件等 |
---|---|
シー・アイ・シー(CIC) | ・【返済状況】の項目においてブラック情報として管理 (異動発生日となる年月日の記載あればブラックとして登録されている) ・登録中、あるいは契約期間中の取引終了から5年間は記録残る |
日本信用情報機構(JICC) | ・3か月以上の遅れは「延滞」として記録される ・「延滞」記録においてブラックとして名前登録中となるケースあり ・延滞解消されてから5年経てばブラック登録抹消 |
返済の遅れが金融事故扱いとなって金融ブラックになってしまい「カードローン利用の限度額を減らされる」といった程度の罰則で済むならまだ甘いと言ってよいでしょう。
なぜなら、たいていのケースではカードローン利用が一定期間に亘って停止されることになるからです。
そして、その期間とは、信用情報機関から金融ブラックとしての名前が登録抹消される5年間程度になると考えてください。
それゆえ、実質的にはカードローンを強制解約された状態となんら変わりません。
さらに、金融ブラック登録期間中は、どのカードローン会社の審査にも通してくれません。
返済の遅れが金融事故扱いになって信用情報機関で金融ブラックという厳しいペナルティーが課された場合には、ハッキリ言って「一切の金融機関でお金が借りれなくなる!」と覚悟する必要があります。
ただし、金融ブラックになってカードローン等が一切利用できなくなっても、5年間くらい経って「登録抹消」となればまた普通にカードローン利用が可能になります。
カードローンの返済遅れる!~憶えておきたい対処法!~
カードローンでお金を借りる時は、誰だって「お金を借りたらきちんと返済するぞ!」と心に誓って利用していると思います。
「お金を借りられれば返済なんてどうでもいいや!」なんてよこしまな気持ちでカードローンでお金を借りている人もいるでしょうが、そんな不届き者はごく少数と言ってよいでしょう。
他方で、返済を遅れるつもりはなくても、止むに已まれぬ事情でどうしても返済が返済期日まで間に合わない、遅れてしまうといったことはあると思います。
そんな場合、ただ茫然として返済が遅れるがままにしておいては事態を悪化させてしまうだけです。
そこで“返済の遅れが避けられない!”との場合に返済遅れによる傷口を広げないために憶えておきたい対処法について説明していきます。
返済遅れる前にカードローン会社に連絡入れる!
「カードローンで返済が遅れそうだ!」「返済の遅れがどうしても避けられないようだ!」といった場合には、まず利用しているカードローン会社のコールセンターに電話連絡をして、返済が遅れてしまう旨とその理由をきちんと告げることがとても大切になります。
連絡もなく、返済が遅れた状態を放置してしまうのがいちばん返済遅れによる印象を悪くしてしまうことになると憶えておいてください。
事前連絡でいちばんベストなのは、実際に返済が遅れてからすぐに連絡するのではなく、返済の遅れが避けられないと分かった時点で返済期日前に事前にカードローン会社のコールセンターに電話することです。
なぜなら、実際に返済期日に間に合わなくなって遅れる前に報告することで、「この人は遅れても返済する気持ちはしっかり持っているな!」とカードローン会社の担当者によい印象を与えることができると考えられるからです。
そして、これは返済が遅れてしまう際の有効な対処法、テクニックの1つになると言ってよいのです。
事前連絡すれば「返済遅れ解消の突破口」みつかるかも!?
なぜなら、“返済する意志”があることをしっかりカードローン会社の担当者に伝えられれば、すぐにペナルティーにはならずに、返済が遅れないような相談にのってくれる可能性があるからです。
たとえば、カードローン返済では「元金分+利息分」の返済となりますが、どうしても返済が厳しくて遅れてしまう場合には、“利息分のみの返済でOK”としてもらうといったことも可能です。
また、「返済日を少しずらせば返済できる」といった理由なら、その月だけは例外的に返済日を変更してくれて、かつ場合によっては遅延損害金の発生も失くしてくれるように配慮してくれることもあります。
さらに、これまでの毎月の返済額を見直して、返済が遅れないように返済額の変更に応じてくれるといったケースもあります。
カードローンの返済遅れ防ぐなら「借り方」に工夫が必要!
「カードローンの返済で遅れることが避けられない!」となるのは、突然のリストラや急病での入院による医療費用が嵩んだことなど、予期せぬ事態が原因となるケースもあると思います。
が、一方で返済が遅れるのには、カードローンでのお金の借り方に問題がある場合が実は少なくないのです。
そのことからカードローンで返済が遅れることになってから慌てふためくのではなく、返済が遅れないようにするための事前の予防対策がとても重要になると言ってよいのです。
「年収に見合う借り方」守れば返済遅れる心配ない!
カードローンで借りたお金の返済が遅れるようになってしまうのは、「借金し過ぎて返済が厳しくなってしまった!」といった理由が割と多いのです。
そして、そのように過剰に借金して返済で困ってしまう人に共通するのは、“借金することへの警戒心が低い!”との点を指摘できるのではないでしょうか。
具体的には、次のような事と考えられます。
- 借りる必要のないお金を借りる
- 必要以上に余分なお金を借りる
- 「自分の財布」と勘違いしてしまう
- 年収に見合わない借金する
カードローンでキャッシングして返済する段になって返済が遅れることを頻繁に繰り返すような人で割と多いのが「年収に見合わない借金額を抱えてしまう!」といったことなのです。
自分の年収額を常に意識した借り方をしていれば、「これ以上カードローンでキャッシングしたら自分の年収状態では返済できなくなる恐れがあるかもしれない…」といった警戒心が働くようになると考えられます。
そして、年収程度をしっかり考えたカードローンでの借り方を守っていれば、返済が遅れることは回避できると思います。
なぜなら、返済が遅れるのは返済できる金銭的余裕が厳しくなってしまうのが理由となるからです。
年収に見合う借り方を守るひとつの目安としては「総量規制」があります。
総量規制は、年収の3分の1までが融資上限額となる融資ルールです。
たとえば、年収300万円の方なら、100万円までが融資上限額になると同時に、100万円までの借り入れならこの年収でも返済できる1つの目安として考えられているのです。
だから「年収の3分の1までを返済に遅れない上限額」と位置付けて、3分の1を絶対に超えないような借り入れを注意すれば返済が遅れてしまうことを避けるのは可能だと思います。
また、ひとつアドバイスすれば、年収の3分の1ギリギリまで借りるのではなく、できれば3分の1までに少し余裕をもたせた額を借入額の上限とするとさらに返済遅れを回避できる可能性が高くなると考えられます。
「返済総額」が増えない借り方を心がける!
借り方における2つ目の工夫としては、「完済期限や完済回数から完済時の返済総額も考えて、できるだけ返済総額が大きくならない借り方を工夫する!」ことになります。
カードローンを利用している人では、借りる時の「借入額」には注意、留意するのですが、他方で完済回数や完済期限による利息負担分も含めた総借入額を考えてキャッシングする人ってとても少ないと言ってよいのです。
完済期限までの返済総額が大きくなればなるほど、毎月の返済負担は重くなって、それゆえに「返済するのが徐々に辛くなって返済が遅れる」といった事態を起こしてしまう可能性が高くなってしまうのです。
年収100万円の方だと、先の総量規制に照らし合わせると30万円までの借り入れはOKとなります。そして、30万円借りて毎月1万円ずつ返済したとすると、完済期限は4年2ヶ月と計算できます。
そのことから利息分を含めた完済時の返済総額は、401523円となります。これってある意味で「過剰な借金」と言ってもよいと思います。
なぜなら、年収の半分を占める借金となって残りの半分の年収額で他の生活費すべてを賄わなければならないからです。
そして、なにかお金が必要になる事態が起きてしまうと途端にカードローンの返済が遅れることになる可能性は高いと言えるからです。
それゆえ、完済時点での返済総額をできるだけ小さくできるような借り方での工夫がとても重要になると言ってよいのです。
そのためには、できるだけ金利の低いカードローンでお金を借りるようにすることです。
カードローンの種類 | 金利水準 |
---|---|
銀行カードローン | 年1%台~14%台 |
消費者金融カードローン | 年3%台~18% |
信販会社カードローン | 年4%台~18% (※ ただし、金利水準にはかなりバラつきがある) |
完済時の返済総額をできるだけ小さく圧縮できるカードローンは、銀行カードローンで決まりです。
また、信販会社カードローンでは金利水準が実に多彩であり、消費者金融カードローンの金利水準のものもあれば、銀行カードローン並みの低金利な水準となるカードローンもあります。
カードローンの返済遅れは厳禁!遅れると必ず罰則あります!
カードローン借りたお金を約束した返済日まで毎月返済していくことは「契約」となります。
そして、契約なので返済で1日でも遅れたら契約違反とみなされても文句は言えません。
また、契約違反となるのでペナルティーや罰則が必ず課されます。
ペナルティーなので、それ以降のカードローン利用において必ず制約や支障が生じてしまうと考えてください。
たとえば、返済が遅れて、遅れた返済分が支払われない限り、カードローンでお金を借りることはできなくなります。
それゆえ、スムーズかつ便利にカードローンを利用し続けたいのなら、絶対にカードローンで返済を遅れることは避けるべきです。
カードローンの返済遅れは、止むに已まれぬ事情で起きてしまうこともあるでしょう。
が、たいていの場合はカードローンでの借り方を工夫すれば事前に回避できる可能性は高いと言ってよいのです。
だからカードローンのキャッシングでは、返済が遅れないようにお金を借り過ぎないような工夫がとても大切になります。